はじめに
これまで「1つの契約に対して利用できる顧客(会員)も1名」という形を基本としてきました。しかし、実際の運用では 契約は1つでも、複数のユーザーが会員サイトなどを利用したい というケースが想定されます。
たとえば、「 1つの契約で5名の担当者がログインできる」、「代表者契約のもと、サブメンバーが利用権限を持つ」といった利用形態が考えられます。一般的には、このような仕組みを 「ライセンス」 や 「サブユーザー」 と呼びます。こうした複数ユーザー利用に対応するための新機能を用意しましたのでご案内します。
利用を開始する(設定)
ご利用を希望される場合、サポートまでご相談ください。機能が追加されると、商品の設定に「ライセンス枠」の項目が追加されます。

この数字が、その商品の契約で追加できるサブユーザーの数になります。
(一例)
「ライセンス枠:5」で設定すると契約者とは別に、5名追加できます。
(契約ユーザー1名+サブユーザー5名=合計6枠)
設定おける注意点
ライセンス枠の設定は、既存の契約へも適応されます。この設定を変更する場合は、既存の契約の扱いに注意してください。
パターン①:ライセンス枠利用を開始し、既存の商品に設定した
パターン②:ライセンス枠の設定を変更した(数量変更)
サブユーザーを追加する
サブユーザーの追加(登録)・削除は、マイページから対応となります。契約を持つ主契約者(メインユーザー)がマイページにログインをし、契約情報から確認できます。追加されていない最初の状態では、招待するためのリンクが表示されます。追加したい相手にリンクを共有し、招待します。

招待リンクの確認(メインユーザーのマイページ)

ユーザー登録(招待された方が登録する画面)
招待のURLを受け取った方は、以下の対応となります。
<①ユーザー登録の入力画面→②確認メールの通知→③メール内URLをクリックし確認→④登録完了>
以下一連の流れとなりますので、登録ができないなどの問い合わせがあった際には確認の参考としてください。

登録完了後
登録が完了しますと、メインユーザー(招待した側)・サブユーザー(招待された側)双方にメール通知となります。
- メインユーザーには、ユーザー登録の旨が内容とともに通知されます。
- サブユーザーには、登録が完了しログイン情報が通知されます。

サブユーザーを確認する(メインユーザーのマイページ)
ユーザーが追加されると、マイページから確認ができます。以下のサンプル画像では、5名までの追加枠で2名が登録され、残り3名追加できる状態が確認できます。(追加されたユーザーは削除することもできます)

サブユーザーを確認する(管理画面)
事業者側の管理画面では、サブユーザーは通常の顧客と区別され確認できます。顧客一覧で見分けるポイントは、2つです。
①名前の横にあるアイコンの縁がブルー、②チケット欄で「サブユーザー」と表記されている。
※この基準で以下2名がサブユーザーであることがわかります。

サブユーザーでできること・できないこと
サブユーザーは、該当する契約のもとで管理されるユーザーです。契約の有効性と紐付き、同等の扱い(ログインなど)となる一方で通常顧客でできることができないなど制限があります。以下、表にまとめました。

注意点など(2025年12月時点)
新しく用意された機能であるため、注意点を記載します。
<登録において>
・すでにTAKETINシステム内に通常顧客として登録されているユーザーは、サブユーザーに登録ができません。(メールアドレス一致)
・すでに別の契約でサブユーザーとして登録されているユーザーは、別の契約のサブユーザーとして登録ができません。(メールアドレス一致)
<サブユーザーの削除>
・メインユーザーのマイページで、サブユーザーを削除するとTAKETINシステム内の顧客としても削除されます。顧客として存在しない状態となり削除されたサブユーザーはログインできなくなります。
<招待URL>
・招待できる枠に空きがある場合のみ、マイページに表示されます。サブユーザーの登録が上限となり空きがない場合、表示されません。サブユーザーの登録が上限となり空きがない場合、その旨が招待URLにアクセスした際に表示され登録することはできません。
<設定変更>
・サブユーザーの登録が上限となり空きがない状況で、ライセンス数を減らす設定変更をした場合、ライセンスよりサブユーザーが多い状況が発生します。ライセンスを正しく管理する場合、サブユーザーの削除の対応が必要です。
<ロックについて>
・顧客のロック状態は、ユーザーごとの判定となります。招待したユーザーがロック状態となっても、サブユーザーは連動してロック状態にはなりません。(契約の状態と連動します)
<管理画面>
・サブユーザーは、顧客一覧画面に表示されますが招待元の契約で有効なチケットでの絞り込みの結果には表示されません。サブユーザーは、契約に紐づくためチケットの付与には十分注意してください。※サブユーザーへの会員資格の判定に利用するチケットの付与は推奨しません。
